9月 262013
 


ついについに、鈴鹿ひろ美が歌いました。
規格外の音痴、自称「移ろいやすい音程」の持ち主という設定だった「あまちゃん」の鈴鹿ひろ美。

この鈴鹿ひろ美役を、本来は歌が上手く美しい歌声の持ち主である「薬師丸ひろ子」が演じているのは、ずいぶんと宝の持ち腐れだと感じていました。

「下手でもいい、不完全でもいい。自分の声で歌って笑顔を届けたい。」

自身のコンプレックスと向き合い、決別すると決意した鈴鹿さん。春子や太巻など周囲は最後まで失敗を疑い心配をしていましたが、本人は覚悟を決めていたのか、あまcafeの舞台にいざ立つと、凛とした姿で歌い始めます。

追記:2013年の紅白歌合戦で、再び鈴鹿ひろ美が歌いました。薬師丸ひろ子はこれが紅白初登場!
紅白歌合戦・あまちゃんスペシャルステージまとめ②ユイが春子が鈴鹿ひろ美が…これが本当の最終回

■上手い下手はどうでもいいのかもしれない

実際のところ、いくら大当たりが来たとはいえ、あれほどの「音痴」だった鈴鹿ひろ美が本当にひとつも音程を外さずに歌えたのか、少々疑わしいところもあります。しかし、あまりの気迫、決意の表われに、見ている人全員(視聴者も含め)が何らかの魔法にかかってしまったのかも知れません。音程がどうとかそういう次元ではない、魂のこもった歌だったのではないでしょうか。

それにしてもクドカン恐るべしです。この一曲のために、これまで薬師丸ひろ子に一回も歌わせず、最後の最後にこのカタルシス。このドラマにはやられっぱなしです。

■三代前からマーメイド

そして本日のもう一つの見せ場。「三途の川のマーメイド」のフレーズをやたらと気にしていた鈴鹿ひろ美が、土壇場で変更した「三代前からマーメイド 親譲りのマーメイド」という歌詞。天野家三代、三者三様の女性の生き様を見事に言い表した、素晴らしいものとなりました。

■出演俳優全員の株が上がり続ける、稀有なドラマ

今日の「昼あま」放送後に街を歩いていたら、おばちゃん二人組が「本日のあまちゃん」について感想を言い合いながら歩いていました。

「やっぱり私ね、薬師丸ひろ子だと思うの、あのドラマ。今日の鈴鹿ひろ美は本当に最高だった。」

そう興奮しながら大声で話すおばちゃんたち。薬師丸ひろ子、能年玲奈、小泉今日子、宮本信子、古田新太から松田龍平、塩見三省、尾美としのり、美保純、安藤玉恵まで、出演陣の株が軒並み上昇しているのも、あまちゃんの特徴。このドラマに関われた人は本当に幸せそうです。

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