2月 172014
 

先日、大阪出張の際に二日間泊まったカプセルホテル「グランドサウナ心斎橋」についてご紹介します。「グランドサウナ心斎橋」は住所で言うと「大阪市中央区西心斎橋二丁目」。JR、地下鉄の難波駅や「アメリカ村」からもほど近く、交通至便な場所に位置します。

この日は週末であり、なおかつ関東方面が大雪だった影響もあったのか、手頃なビジネスホテルは取れずじまい。深夜まで道頓堀界隈で飲み会があったために、寝るだけと割り切っての利用でした。

カプセルは安宿として重宝。しかし騒音は…

一泊目は「カプセル」(一泊3,360円)を利用。翌日チェックアウト時に「特別割引券」を貰えるので、次回からは2,730円で宿泊出来ます。一泊3,000円を切る値段となると、お得な感じがします。

チェックインすると、1階で貴重品を預け、まずは2階のロッカーへ。ここで荷物はすべてロッカーへ預け、支給される室内着に着替えます。カプセルは同フロアにズラーッと並んでいます。(女性は1階に専用フロアがある模様)

館内の買い物はすべて購入時に部屋番号を申告するシステム。チェックアウト時に精算となるため、基本的に館内ではお金を持ち歩く必要はありません。なお、チェックアウト後の外出も可能です。

浴場は広くて充実

7階へ行けば大浴場。各種サウナやジャグジー、マッサージ(こちらは有料)などが揃います。意外に人が少なく快適。アメニティもタオル、ひげ剃り、歯ブラシ、シャンプー等が使い放題なので助かります。脱衣場には冷たい「酸素水」があり、飲み放題。

6階は食堂と休憩室。サウナのみの利用の人は、休憩室(薄暗い部屋にリクライニングチェアーが並び、テレビ見放題)で仮眠をとっていました。

悪くはないけど、ウルサイ人が多いなー

さて。カプセル自体は全国どこにでもあるカプセルであり、寝心地は問題はなかったのですが、道頓堀近くという場所柄なのか(酔っぱらい?)、イビキがウルサイ人が多い!そして朝方には、なぜかカプセルのカーテンを開けたままテレビを大音量で鑑賞するという残念な人もいて、眠りが浅い方である僕としては少々不満でした。まあ、こういうのは運もあるのでしょう。

二泊目は「個室カプセル」に変更

ということで、翌日はチェックアウト時にもらった特別割引券を片手に「個室カプセル」に宿泊してみることに。こちらは一泊4,410円で、割引券を使うと3,780円。(なお、外に出ずに連泊も出来るようですが、昼間滞在分の追加料金が発生するらしい)

フロアは5階でした。入口には扉はなくアコーディンオンカーテンとなりますが、部屋は個室で区切られており、プライバシーはまずまず。部屋にロッカーが備え付けられているので、荷物の出し入れも楽です。

▲「個室カプセル」の室内。一応デスク、コンセントもあるので仕事も出来ます。カプセルには上段、下段があるので気になる人は注意。この部屋は下段カプセルで、隣室が上段カプセルになります。


▲廊下。個室の入口はアコーディオンカーテンで鍵は無し。上に通気口なのか空白があるため、音は完全シャットアウトとはいかない。

こちらの客はガッツリ寝に入り、静か。

何より嬉しいのが、一泊目のカプセルゾーンよりも周囲の音が気にならないこと。半個室であるため音が伝わりづらいのと、わざわざ1,000円ほど上乗せしてこちらに泊まる客は、音に対して敏感である人が多いのか、お互いに気遣いし合うタイプの人が多いように思います。(一泊目のカプセルスペースは通路で大声で話をしたり、ガサツな人が多かった)

とはいえ音を完全にシャットアウトするわけではないので(深夜、酔っぱらいのイビキがウルサイ人が斜め前に入室して来て、少々気になりました)、気になる人はもう1,000円ほど出して安いビジネスホテルに泊まった方が幸せになれると思います。空室さえあれば、楽天トラベル等でそこそこ安い宿がありますし。

「個室カプセル」のメリットはそれなりのプライバシーを得ながら値段は安く、大浴場を贅沢に使ってリラックス出来ること。週末でも満室になることはまずなさそうなので、大阪で困った時の定宿として、今後も重宝しそうです。

グランドサウナ心斎橋・概要
住所:大阪市中央区西心斎橋二丁目8番12号
電話:06-6213-3870
一泊料金:サウナのみ2,100円(割引券利用で1,680円)、カプセル3,360円(割引券利用で2,730円)、個室カプセル4,410円(割引券利用で3,780円)、女性個室カプセル3,360(割引券利用で2,730円)
時間延長:チェックアウトを過ぎて1時間ごとに315円追加(宿泊の場合)


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1月 042014
 

東武鉄道が東武野田線の愛称を「東武アーバンパークライン」というナウでヤングな名前にするという知らせに触発され、日本全国の「ユルめ」な名称の鉄道名称・愛称を集めてみました。

参考記事:東武野田線の愛称がアーバンクライン、間違えた、アーバンパークラインに決定

平仮名系の名称ってついつい「ダサいなー」などと思ってしまいがちですが、中には創意工夫を感じる名称も有り、こうした鉄道呼称を眺めてみると日本各地の鉄道が置かれている現状が見えてくるかも知れません。

▼「ほくほく線」は黒字続きでローカル鉄道の希望の星。懐具合もほくほく(なんつって)
Photo By: gtkn

あきた♥美人ライン(秋田内陸縦貫鉄道の愛称)

つのだ☆ひろ方式の命名。これは営利企業として突き抜けていて、ちょっとアリな気も(笑)。乗ってみたくなります。僕も色白美人には弱いですから…。

あまくさみすみ線(JR九州・三角線の愛称)

熊本県の宇土駅から三角駅に至る「三角線」の愛称。つまり、「天草三角線」ということらしい。「あまく=さみすみ」と読んでしまいました。音感はいいので秋田風に「あまくさ♥みすみ」にしてみるとか(ごめんなさい)。

ごめん・なはり線(土佐くろしお鉄道の愛称)

これは有名ですよね。高知県の「後免駅」と「奈半利駅」を結ぶ鉄道の愛称。駄洒落テイストのインパクトのある名前で、覚えやすいかも。平仮名でインパクトを与えられた後、漢字はどんな?と気になってしまう。

つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)

秋葉原駅とつくば駅を結ぶ、2005年開通の新しい路線。もともとは「常磐新線」の名称で建設が進められていました。首都圏ではすっかり「つくばエクスプレス」の呼称で定着した感があります。駅名も「みらい平」「みどりの」など平仮名系有り。みらい平は味蕾平かと思い込んでいました。

りんかいサンライン(南海高野線の旧愛称)

1995年から2008年まで、難波駅~橋本駅間で付けられていた名称。結局定着せず。歴史ある真言宗の本拠・高野山に向かう路線だけに、抵抗はありますよね…

ドラゴンレール大船渡線(JR東日本・大船渡線の愛称)

勇ましすぎる名称で何事かと思いましたが、路線経路の形が「竜」のような形をしているところから付けられたとのこと。東日本大震災で沿線は甚大な被害を受けました。「ポケモントレイン」を走らせるなど、頑張っている地方路線です。似たような「片仮名+地名」タイプの命名として「はまなすベイライン大湊線」(JR東日本・大湊線=青森)もあります。こちらは沿線の風景を路線名にパッケージ化。

森と水とロマンの鉄道(JR東日本・磐越西線・会津若松駅~新津駅間の愛称)

ドイツへのパッケージツアーっぽい名称で、一体どこの路線なのか見当も付かなかったのですが、福島から新潟の山深くを抜けていく磐越西線・会津若松駅~新津駅間の愛称だそうです。僕個人の感覚としては、「磐越西線」の方が旅情をかき立てられて好きかな…。

ほくほく線(北越急行)

新潟県の六日町駅と犀潟駅を結ぶ北越急行の路線。1997年開業の新しい路線で、地方私鉄としては珍しく、毎年数億円の黒字となっています。越後湯沢から上越、富山方面へ抜けるショートカット路線として重宝されています。「ほくほく」は計画時の名称「国鉄北越北線」を略したもので、「北越急行ほくほく線」が正式名称。

けいはんな線(近畿日本鉄道)

長田駅から学研奈良登美ケ丘駅までを走る、近鉄の一路線。近鉄直営の東大阪線が母体となっています。けいはんなは「京阪奈」のことらしい。相互直通運転をしている大阪市営地下鉄中央線との総称として「ゆめはんな」という名称もあります。「京」→「夢」への変化が謎ではあります。

E電(国電に代わるJRの旧愛称)

もう四半世紀も前のことを掘り返してしまう粘着ぶりで申し訳ないのですが、あまりに浸透せず、どうにも面白いので。1987年に国鉄が民営される際に、東日本旅客鉄道が「国電(国鉄電車)」に代わる新しい名称を、とのことで公募により決めた愛称。「EにはEast、Electric、Enjoy、Energyなどの意味が込められている」とのこと…。いや、笑ってはいけませんね。当時は真剣に決めたことですし。その後、「JR(ジェイアール)」という呼称が国民に浸透したのは、周知の事実。

11月 282013
 

2013年11月23日(土)から12月27日(金)まで武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の森山大道写真展「モノクローム」。森山大道の写真展は都心部での開催が多く、多摩地区での開催は珍しいかと思われます。吉祥寺、井の頭公園へお出かけの際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに少々下世話ですが、武蔵野市立吉祥寺美術館は入場料が100円とお得。気軽に立ち寄れる美術館として、吉祥寺に根付いております。以下、今回の写真展と森山大道の街歩き写真について、特に写真はよくわからなーいという方に、概要を語りたいと思います。

今回の写真展は、2008年から撮りためた東京のスナップ写真約60点で構成されます。森山大道といえば1960年代に粒子が粗く強コントラストのブレ、ボケ写真という前衛的な写真表現で一時代を築きました。その後も特に東京・新宿を中心に街のスナップを撮り続けており、今や日本写真界の重鎮、至宝ともいうべきスゴいお方。

巨匠・森山大道に街歩きを学ぼう

一般的に森山大道の写真は「難しい」と言われますが、それほど深く考えなくても楽しめます。いや、むしろ考えずに感じたまま楽しんだ方がよいでしょう。ものすごく簡単に言ってしまえば散歩疑似体験、あるいは「街を楽しく見る方法論」くらいに思ってもいいかも知れません(言い過ぎ?)。

例えば知らない街を初めて歩いたときに味わう高揚感。街の雑踏と自分の感情が溶け合い混じり合ったような時に、脳裏には次々に脈絡のない映像、イメージが浮かび上がると思います。そうした興奮状態、覚醒状態で切り取った街のイメージの断片というのは、その時の自身の精神状態とリンクしているはず。

写真というのは、その時の感情を鮮やかに切り取り定着させる魔法の機械なわけですが、森山は自身の写真について撮影時の高揚感を認めつつ、「写真は最終的には記録に収れんされる」と言い切ります。

どういうこと?

主観と客観 思い込みと冷静さと

写真は時間の経過とともに、その時の撮影者の心情のようなモノが薄れて剥がれ落ちて、写された対象物だけが残り、客観的な記録として浮かび上がります。森山はこの感覚を大切にしているようで、時とともに撮影時とは違う姿が見えてくることこそが、写真の強度、面白みだと考えているようです。

街を歩く時の高揚感と、その感情によって視野が限定され、見落とされがちな看板、ポスター、落書き、壁、建築物、そして歩く人々などの些末な都市の生活感、ディテール。高揚感とともに切り取った風景には、確かに言葉に出来ない「何か」があったはず。ただ歩くだけでは見えなかったその「何か」が、残像のような白昼夢のような写真の中に、写っているのかも知れません。

森山の視点を借りて東京という都市の見方、触れ方をもう一度プラクティス(練習)してみるのも楽しいかも知れません。きっと、観賞後の吉祥寺の街も違って見えるはずです。

森山大道「モノクローム」展
開催期間:2013年11月23日(土・祝)〜12月27日(金)
休館日:11月27日(水)、12月25日(水)
入場料:100円
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
電話:0422-22-0385
URL:http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2013/10/post-115.html

※12月7日(土)14時から15時30分には森山大道と編集者・神林豊による対談「モノクロームの魅力」も開催されます。先着90名、美術館入場券が必要。電話、美術館窓口にて申し込み受付中。

▼こちらは「新宿+」。2002年に発売された名写真集「新宿」に新たな写真を大量に加えた文庫版。新宿を撮らせたらやっぱりスゴくいい。