6月 102013
 

レゴブロックでお馴染みのLEGO社が、本社のあるデンマーク・ビルンに「LEGOハウス」を建設するとか。博物館とショップを兼ね備えた、LEGOファン向け体験型テーマパークになる予定。珍しいLEGOキットが用意され、プラスチック製のレゴ作品が展示されます。

完成予想CGがYOUTUBEで公開されています。これは楽しそうな空間。

動画で図解説明されていますが、たくさんの空間をブロックのように積み重ねて造るレゴハウスは、まさにレゴブロックのよう。何だかレゴで遊んでいた子どもの頃を思い出しますね。
レゴハウス
▲空間はレゴブロックのように積み重ねられます。
レゴハウス
▲完成。リアル版おしゃれレゴブロックって感じで、なんかかっちょいい。

レゴブロックは子どもにとって、「建築」という概念との最初の出会いとなるものです。子どもは最初、闇雲にブロックを積み上げて家らしき「固まり」を造るのですが、徐々に重心や外観、動線、内部空間のバランスなんかを無意識なのか考えだして、「建築物」を創造し始めます。

レゴハウスでは、子どもたちが実際にブロックを積んで遊べる空間が設けられるほか、ピラミッドのように段々状になったテラスからは、様々な視点の風景を眺められます。レゴハウスとレゴブロックを通して、より刺激的な建築体験ができそうです。
レゴハウス
▲白が基調のレゴハウス。カラフルな色彩は要所にとどめます。ベンチもレゴブロックでかわいい。
レゴハウス
▲気持ち良さそうな内部空間。レゴブロックで造った家の内部を歩いている気分。

大人にとっても、子どもの頃に妄想していた「このままレゴブロックを無限に積み上げていけば、やがて立派な家が出来るかも」という夢が現実の建築として体験できるわけですから、楽しいに決まっています。

建設は2014年に開始。実際の2×4LEGOブロック約6,000万個を使用しながら(どうやって?)、2016年の完成を予定しています。どんな展示 物が登場するか楽しみです。デンマークは遠いですが、欧州旅行の際には是非旅行日程に入れたくなる、そんな新名所となりそうです。

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5月 202013
 

浅草地下商店街
▲浅草地下商店街の様子。天井のむき出し具合がカッコいい。
映画「ロストイン・トランスレーション」の続編が撮影されるならば、是非ココを舞台に推薦したい笑。

■都内最大の観光地・浅草に残る、戦後東京の面影

東京最大の観光地・浅草の地下にひっそりと残る、ディープな地下商店街をご存知でしょうか。浅草松屋から直結、東京メトロ銀座線・浅草駅の改札を出てすぐ左側。「地下商店街入口」の看板をくぐると、時間が止まったような昭和レトロな空間が広がります。

この地下商店街、50年前につくられたそうで、浅草という土地柄もあるのか東京都内にしては奇跡的に「昭和」の空気感を残しています。大阪あたりの地下街を歩くとカウンターだけの串揚げ屋さんがあって、それが何とも居心地のいい空間だったりするわけですが、東京ではなかなかそういう渋い空間は見つけられません。

浅草寺、雷門などの王道観光地も楽しいけれど、かつてのオールド東京の雰囲気が保存されたこんな場所を歩いてみるのもまた、貴重な東京観光体験だと思います。それと豆情報ですが、地下街奥に「200円コインロッカー」があって駅周辺より安くてお得ですよ。
浅草地下商店街案内板
▲地下商店街のラインナップ。ディープな職種のデパートといった感じ。

■歩くだけで想像力がふくらんで楽しい

50年モノという時間の熟成がそうさせるのか、地下街に連なる商店の顔ぶれもかなり濃いです。看板の文字を拾い集めながら歩いていたら様々な空想が頭を駆け巡り、卒倒しそうになりました。

現地の屋台の雰囲気をそのまま空輸したかのようなタイ屋台メシ「MONTEE(モンティー)」、ベトナム料理「オーセンティック」。人知れず価格破壊中の700円床屋。似非レトロ店舗には醸し出せない絶妙の店構え、焼そば「福ちゃん」。それに各種占い、気導術、電気気功、立ち飲み、立ち食い蕎麦、カフェ、ジュースコーナー「真実」、オーガニック物品店などなど、どこもヒトクセありそうで興味を惹かれます。
浅草地下商店街・焼そば「福ちゃん」
▲浅草やきそば「福ちゃん」の店構えは時を刻んだ本物のカホリ。看板メニューの焼そばは300円、大盛り400円。そして思わず二度見してしまうのが「カレー焼そば」450円なるメニュー。焼そばの上にドバドバッとカレールーをかけたもので、何ともB級で庶民的。これが妙にウマいんだそうです。
浅草地下商店街700円床屋「セブンカット」
▲千円カットどころか700円(+エリ剃り、仕上げ)床屋「セブンカット」。「一流技術者」がカットしてくれます。しかしこの店構えの味わい、セットで作ろうとしても醸し出せない年季を感じます。
浅草地下商店街700円カット注意書き
▲「女性はショートのみ!」「子供は四年生以上!」
700円でのサービスを実現するためには制約も生まれてきます。
浅草地下商店街整体「感動の体験」
▲こちらは某施術店の「感動の体験」。お客様の声が妙に饒舌です。
「こんなマッサージが世の中にあったのかと浅草でワンダーです」
浅草地下商店街
▲ひとっ風呂浴びたかのようなおじさんのタオル具合が町並みに似合います。タイ屋台メシ「MONTEE」もベトナム料理「オーセンティック」もそれぞれ客にタイ、ベトナム人らしき本場の人の姿が見えました。混雑の浅草地上を避けて、地下でまったりアジアメシっていうのもいいですね。ちなみにベトナム料理「オーセンティック」は高円寺から移転してきたお店だそうです。
浅草地下商店街落書き
▲壁の落書き。
結構出来がよくて、これを清書したら「浅草地下街ステッカー」として仲見世で売れそう?

5月 122013
 

先日友人に誘われて、東京ミッドタウン・ガーデン内の「21_21designsight」で行われている「デザインあ展」に行ってきました。

実はこの展覧会の詳細をあまり知らず、
①NHKの番組関連らしい
②デザイナー佐藤卓が絡んでいるらしい
③参加型展示らしい
という情報のみで行ってきました。

感想としては変に小難しく「デザイン」や「アート」をしていなくて、おもちゃで遊んできたような感じで楽しかったです。それもそのはず。そもそもこの展覧会の母体である番組、NHKの「デザインあ」自体が老若男女を問わず、普段あまりデザインに触れる機会が少ない人向けのデザイン啓発番組だったんですね。

■身体を動かして楽しむ体感型展示

さて、展示は多岐に渡っていました。ほとんどのものは手や身体を動かす「参加型」のもの。身体を大きく動かす展示(というより、「アトラクション」と言った方が近いかも)の前では子どもたちが大はしゃぎ。例えば。

・大きな「あ」の文字の欠けている一画を自らの身体で補い、自らが「あ」の一部になる。来場記念の撮影スポットでもあります。言ってみれば、とんねるずの「モジモジくん」みたいな感じかな。

・自分の身体をめいっぱいに動かすと、壁に投射された「あ」が動きに合わせて形を変える【動く「あ」】。その踊る姿は撮影され、なぜか点数が付きます(笑)。

・「ふろしき包み」の体験コーナー。画面のふろしきの包み方を見よう見まねで追っていくと…見事、美しい風呂敷包みが完成。これは子どもに対する体験教育としてもいいかも知れません。同様に折り紙体験コーナーも。

■デザインへの「気付き」を生む仕掛け

会場にはデザインへの気付きを与える様々な展示群も。
普段あまり意識しない日常の道具の「デザイン」を細かく解体、観察します。一部をご紹介。

・「解散!」シリーズ
一個の物を徹底的に解体し、細かいパーツに分けて並べます。寿司は米の一粒一粒、ワサビ、ネタなどに細分化されます。カップヌードルの容器もロゴ、食品表示、バーコードなど徹底的に剥がされ、ズラーッと並べられます。

普段一つの個体として認識している寿司やカップヌードルの形も、実は一つ一つの細かいパーツの組み合わせで出来ており、パーツそれぞれにも個別の形、デザインがあります。パーツに解体して個別に見る事で、完成された寿司やカップヌードルのデザインが改めて意識されます。考えてみれば人体も色んな形をした小さなパーツの集まりですよね。

・こすってみコイン
人気で黒山の人だかりができていたのが、世界各国のコインを色鉛筆でなぞり、紙に写す「こすってみコイン」。コインの凸凹が作り出すデザインを、鉛筆を動かしなぞる事で指先で体感できる試み。配られた用紙は財布の形をしており、各国のコインを収集するような楽しみがありました。知らない国のコインがたくさんあって、子どもたちは楽しいだろうなあ。

・ちょうどいい
会場で目を惹くのが、小さいお寿司から巨大なお寿司(人間の上半身くらい!)までのフィギアを大きさ順に、グラデーションに並べた「ちょうどいい」。ここは記念撮影スポットになっていました。言われてみれば普段食べている握り寿司の大きさは絶妙であり、これより大きくても小さくても食べるのに困るし、恐らく美味しく感じないでしょう。世の中にはそんな「ちょうどいい」大きさのデザインがあります。

・ごちゃまぜ文庫
本棚の中に本を模した木製の積み木が並んでいます。それら積み木の本は上下二つに分割でき(ちょうど本のタイトルが真ん中で二分割されるようになっている)、別の本と組み替えて新しいタイトルの本をつくる事が出来ます。たとえば「はだかの / おうさま」と「つるの / おんがえし」→「はだかの / おんがえし」のような感じ(笑)。子供たちは大喜利的に想像力を働かせて、大笑いしていました。

また、一緒に行った友人はすでに組み合わされた新しい本の中から面白いものをセレクトし、「マイ本棚」をつくっていました。創作するタイプと編集するタイプ、二種類の人間がいるようです。

■コーネリアスの音と映像作品も

その他「モノ・オトと映像の部屋」「音の廊下」はコーネリスこと小山田圭吾が担当しています。「モノ・オトと映像の部屋」では番組でも流れている「うた」のコーナーが、360度の視界の映像と音で楽しめます。こちらは大人が楽しむコーナーかも。

■みんなでワイワイ型の展覧会

この展覧会は子供と一緒、あるいは友人とワイワイと行った方が一緒に遊べるし楽しいと思います。なにしろたくさんの展示という名の「おもちゃ」があるので、早めの時間帯に入場して時間をかけて楽しむ事をおススメします。土日はかなり混雑しているので、平日の夕方に子供を連れて半分勉強、半分遊びの気分で来るのもいいかも。館内は写真撮影も可能です。

入場料入場料は一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下は無料。
会期は2013年6月2日(日)まで、開館時間は11:00〜20:00まで。

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