1月 272014
 

東京・武蔵野市の井の頭公園で、1月に池の水を抜き底面を天日干しする「かいぼり」を実施するとの発表がなされていました。池の水質改善、外来魚の駆除などが主な目的です。

※「かいぼり」実施に関する詳しい記事はこちらをご覧下さい。
井の頭公園・井の頭池で行われる「かいぼり」とは?水を抜き池底から世紀の大発見はあるのか

「魚捕りの日」実施 1メートル超ソウギョも

1月に入ってから池には何やら怪しい装置が池に設置され、いつ水抜きが始まるのかなと観察していたところ、1月25日(土)26日(日)に実施された「魚捕りの日」に合わせて一気に水が抜かれていたようです。この「魚捕りの日」では、市民ボランティアの手によりオオクチバスやコイなど3600匹が捕まえられ、中には1メートルを超えるソウギョもいたとか。

「かいぼり」は一ヶ月ほど続く予定で、底面が天日干しされゴミや外来魚が駆除された後、池は再び水で満たされます。

干潟のような井の頭の風景

以下、「魚捕りの日」翌日の朝、水が抜かれた状態の井の頭池の写真を撮りましたのでご紹介致します。

水が抜かれた井の頭池は干潟のようで、朝日が反射してとても綺麗でした。ただ、底面があらわになったせいで、周囲には少々ヘドロのニオイが…。それほどキツいニオイではありませんでしたが、しばらくは池沿いでのランチは避けた方がいいかも知れません(笑)。


▲画像1 公園中央の橋、七井橋から東側を眺める。まだ少しだけ水が残っており、氷が張っていました。スワンたちは座礁中。

▲画像2 池が終わり、神田川へと流れ出すあたり。水面下から出てきたと思われる自転車が。あちらこちらで泥まみれの自転車が浮上しており、酔っぱらいが投げ入れた疑いも?

▲画像3 こちらは七井橋から西側、弁天様、源流方面の眺め。水がないと湿地帯のような風景に見えます。遠くには作業員の姿も。

▲画像4 作業員の皆さん。恐らく水中の生物の調査、捕獲ではないかと思われます。寒い中ご苦労様です。

▲画像5 水面下から現われたと思われるガラクタ、ゴミたち。缶、ビン、ペットボトルに加え、パソコン関係の機器(外付けHD?)らしきものも見られます。ワインのボトルなどは年月によりほぼ「白骨化」しております。

▲画像6 「お茶の水」と呼ばれる湧水口付近から、池を眺める。水を抜いたばかりでまだまだ泥沼状態。池面からの風に乗ってヘドロのニオイが鼻をつきます。

11月 292013
 

2014年1月下旬から、井の頭公園の池の水が干上がります。これ、知らない人が見たら「天変地異の前触れ!?」なんてびっくりするかも知れませんね。

実は井の頭池では平成29年5月の開園100周年に向けて、池の水の浄化と外来魚を取り除くことを目的として、「かいぼり」を行います。「かいぼり」とは?

※追記:水抜きが行われた直後の池の様子を写真に収めてきました。
「かいぼり」で水が抜かれた井の頭池の写真を撮ってきた 投げ込まれた自転車も浮上

外来魚、水質悪化…「かいぼり」は池の大掃除

「かいぼり」は漢字で書くと「掻い掘り」。かつて、日本各地の農業用のため池では、農閑期の冬場に池の水を抜いて池底を天日に干し、堆積したヘドロや土砂を取り除いていたそう。現在ではこうした農業用ため池のかいぼりは少なくなりましたが、水質改善等環境整備の意味合いで各地の池で行われているようです。

もともと井の頭池は湧水量が豊富で池底が見えるほどに水がキレイだったそう。江戸期には水道水として活用されていました。しかし、戦後の高度成長期にお決まりの水質悪化、湧水量激減の影響により池の水は汚れ、在来生物は種類が減ってしまいました。

追い打ちをかけるようにブラックバス、ブルーギルなどが増殖し、現在では外来魚が池の魚の9割を占めるとか。井の頭公園の風景は美しいだけに、水面下でそんなことが起きているとは、少々悲しいですね。
井の頭公園 池 かいぼり
▲美しく水をたたえる井の頭池。この水の下には人知れぬ秘密が…?

池の底から一体何が出てくるのか…

今後、井の頭池では平成29年まで、年に一回「かいぼり」を行う予定だそう。

まずは2014年1月に第一回として池の水を抜き干上がらせ、ヘドロを取り除き池底を乾燥。併せて外来魚を取り除く「魚捕りの日」(1月25日・26日)を設定し、外来魚を取り除く作業を行います。この作業には多くのボランティアが関わるようで、地元民が井の頭公園の存在をもう一度考え直すキッカケとなりそうです。

それにしても、常に水をたたえてきた井の頭池の池底が姿を現すなんて、楽しみのような怖いような。下世話ですが池の底から様々なモノが発見されそうです。もしかしたら遠い昔の白骨死体(以下略)…

大都市の真ん中の空白スポットですから、もしかしたら世間があっと驚く大発見があるかも知れません。

▼追記:1月中旬の井の頭池の状態。着々と水を抜く準備が進んでいます。

▲何やら複雑な水抜き装置。神田川へと流れ出す直前の地点。


▲こちらは池の真ん中の怪しげな装置。どうやって水を抜くのかな。


▲ボートも陸上待機。

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11月 292013
 

東京都内でも有数の紅葉スポット、井の頭公園。広い園地で紅葉がキレイに見られるスポットをまとめてみました。今回は「紅葉」をテーマにまとめましたが、これらスポットは四季いつでも楽しめる、美しい場所ばかりです。地図上の1〜8の丸数字は、各おススメスポットと対応しています。
井の頭公園紅葉地図

紅葉の見頃は?

例年、井の頭公園では11月上旬から徐々に木々が色づき始めます。見頃は11月中旬から下旬にかけて。特に11月末頃はモミジが真っ赤に色づきます。12月にはいると落葉が終わり、公園は冬の風景に変わります。

ということで、以下、井の頭公園のおすすめ紅葉ビュースポットを8つ!

1 モミジが映える 井の頭池北側沿いメイン歩道

井の頭公園紅葉
吉祥寺駅南口からマルイの右側の道を入ると、公園の参道ともいえる賑やかな「七井橋通り」。スターバックスカフェ、いせやなどを横目に階段を下りると、井の頭公園「七井橋」付近に出ます。この七井橋を渡らず、左右池沿いの散歩道を歩けば、この近辺が井の頭公園で最も人が多い一帯。木々や池を眺めるベンチが多数設置されており、日当りも良好です。鮮やかなモミジも多い一帯。

2 王道・七井橋からの眺望とボート

井の頭公園七井橋からの紅葉風景
公園メインの入口からすぐ、池にかかる七井橋。ちょうど井の頭池の中心部に渡された長い橋で、パーッと視界が開け、武蔵野の水辺の風景が美しい。この橋の上からの眺めは井の頭公園の象徴とも言える景観で、紅葉のみならず春は桜、夏はヒグラシと夕涼み、冬は雪景色を堪能できます。

橋を進んだ奥にはボート乗り場があり、手漕ぎボート(料金は最初の一時間600円、以降30分ごと300円)、サイクルボート(30分600円)、スワンボート(30分700円)に乗れます。ただし井の頭弁財天が嫉妬深く、このボートに乗ったカップルは別れるなんていう都市伝説もありますので注意。(このボートに乗って晴れて結婚したカップルも多いですが…)

3 御殿山樹林地 紅葉を見ながらのガレットも

井の頭公園御殿山紅葉
池沿いの風景とは一変して、武蔵野の雑木林の風情が残る御殿山付近。池西端からジブリ美術館方面へと向かい、坂道を上った一帯です。こちらは人も少なく、ゆっくりと散策をするのに良いでしょう。ケヤキなどの大木も多く、ちょっとしたハイキング気分を味わえます。

御殿山地区を通る車道「井の頭公園通り」沿いには、ガレット(フランス風蕎麦クレープ)が美味しい「カフェ・ドゥ・リエーブル うさぎ館」というお店があります。とても可愛らしいヨーロッパ風のお店で、御殿山の林を見ながらのティータイムは、軽井沢に来たような気分?

4 井の頭池南側沿い歩道 ペパカフェ・ブルースカイコーヒー

井の頭公園ペパカフェフォレストと紅葉
吉祥寺駅から七井橋を渡って池の反対側に行くと、少々地味ですが、池沿いに散策が出来ます。紅葉もキレイ。こちらは池北側沿いより人通りが少なく、ベンチも空いていることが多いです。

この一帯の特徴は、公園の緑を感じながらアジアン・フードやティータイムを楽しめる「ペパカフェフォレスト(PEPACAFE FOREST)」があること。テイクアウトで「ベトナムコーヒー」「ベトナムサンドイッチ」なんていうのもあります。

さらに池沿いを井の頭公園駅(京王井の頭線)方面に歩くと、右手に小さなコーヒースタンド「ブルースカイコーヒー」が。この店もとても可愛らしく、通りかかった女の子はキュンキュン(笑)している様子。ホットワインやカフェラテ(ラテアート有り)など、暖かい飲み物がテイクアウトできます。

5 江戸の景勝地・井の頭弁財天と弁天橋

井の頭公園弁財天紅葉
この一帯は和のテイスト。井の頭の弁天様と池と紅葉の風景が楽しめます。井の頭弁財天は天慶年間(938-946)に始まりがあるといわれ、大変由緒があります。江戸時代には徳川家康が何度か訪れ井の頭池の水でお茶をたて、その時の茶臼が今も弁天堂に伝えられているとか。

江戸期にはあの安藤広重が名所江戸百景「井の頭の池弁天の杜」、名所雪月花「井の頭の池弁財天の社雪の景」を描いており、弁財天の風景は古くから景勝地として評価されてきました。現在は吉祥寺駅から遠いために、公園内でややマイナーな存在となっていますが、井の頭公園に来たら是非訪れたいスポットです。

6 紅葉撮影スポット・ひょうたん橋

井の頭公園ひょうたん橋からの紅葉風景
井の頭池の東端、ちょうど池が「神田川」となる場所にかけられた小さな橋が「ひょうたん橋」。特に何があるというわけではないのですが、ひょうたん橋からの池の眺めは井の頭池・景観スポットの一つ。この場所、池が遠くに向けて奥行きを持っており、構図的にいい画が撮りやすいんです。四季を問わず多くのカメラマンが、ベストショットを狙って写真を撮っています。

7 芝生と紅葉が美しい三角広場

井の頭公園三角広場 芝生広場の紅葉
井の頭公園は武蔵野の雑木林の面影を残しており、来訪者は基本的に「木陰のベンチに座って自然を楽しむ」という時間の過ごし方が多いと思われます。しかし、井の頭公園駅裏側の三角広場まで足を伸ばせば、広々とした芝生広場があります。

三角広場は日当りも抜群なので、紅葉の木々を背景に軽いスポーツやお弁当を広げてピクニックなどが楽しめます。広場の横にはザリガニ等が棲息する神田川源流が流れており(水辺で遊べるようになっている)、子どもたちが集まっています。

8 玉川上水沿い遊歩道

公園西園方面を貫く、玉川上水。江戸時代、水の乏しかった武蔵野台地に通された水路です。上水沿いの遊歩道は鬱蒼と緑が茂り、紅葉もキレイ。井の頭公園から久我山方面へ、緑道を歩けます。写真を撮り忘れてしまったのですが、鳥のさえずりも聞こえてとても美しい散策路ですよ。なお、反対側三鷹駅方面にも歩けますが、こちらは上水沿いが車道(御殿山通り)として整備されており、都会的な雰囲気です。

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